
“まだ世にない商品を、
自社工場から事業へ”
2018年入社
商品企画開発本部 新規事業開発グループ
Q. 現在担当している仕事内容について教えてください。
主に自社工場の事業転換を立案するところから実行までを行います。当然一人でできる仕事ではなく、社内では商品開発、営業、購買、各工場と連携しながら進めています。私自身も商談を行うことがあり、販売先のお客様、各機械メーカー、原材料の仕入れ先等、社内外多くの方々とやり取りをしています。最近は「総菜」に注力しており、その中でもハム・ソーセージの製造技術を応用した商品づくりを行い、事業化を目指しています。
Q. 仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか?
商品開発に携わった商品がお客様の媒体を通して世の中に発信されたり、その反響があった時はやりがいを感じます。これは何度経験しても楽しいです。より長く愛される商品を開発する為に、毎日色々な視点で”ものづくり”を考え、挑戦し続けています。失敗も多いですが、成功した時の喜びの方が大きいです。
Q. これまで担当した仕事で、印象に残っている出来事は何ですか?
ある企業様に「熟成ベーコン」という商品を提案し、採用された時のことをよく覚えています。製法にこだわって開発し、味には自信があったので、大胆な売上予測を立てて社内に報告していました。それを聞いた当時の社長が販売店舗を直接視察され、「この商品は本当に美味しい。ただ店頭では、焼いた時のジューシー感や、豊かな風味を伝えきれないので、ここまで売上は伸びないだろう」とコメントされました。結果はその通り、予測していたほどの売上には届きませんでした。この経験を通して、美味しいものが必ず売れるとは限らないことを実感するとともに、お客様にとっての商品価値や魅力をどのように設計し、どのように表現して伝えるかという、開発のあり方をより深く考える良いきっかけとなりました。
Q. 今後、挑戦したいことを教えてください。
まだ世の中にない商品を生み出し、それを軸に新しい事業を立ち上げることが目標です。頭の中にはすでにアイディアがありますが、それを世の中のトレンドや感覚に合わせて形にし、事業として具現化していくことが重要だと考えています。当社だからこそできること、当社にしかできないことを研ぎ澄ませ、顧客や消費者に新たな価値を届けられるよう、着実に準備を重ねながら実行していきます。
