“品質を守る力が、

新たな挑戦を支える”

 

2014年入社

品質保証室 冷凍食品グループ

Q. 現在担当している仕事内容について教えてください。

 

現在は、主に冷凍食品(ソース、惣菜、野菜)を製造する国内工場を対象に、品質保証業務全般を担当しています。製造現場の品質管理体制を確認し、必要に応じて改善提案を行うほか、原材料の安全性や製品表示のチェックにも注力しています。製品の安全・安心を守ることが私たちの使命であり、日々、関連部署と連携しながら問題の早期発見と未然防止に取り組んでいます。また、若手メンバーの育成にも力を入れており、OJTを通じて実務の中で経験を積んでもらいながら、判断ポイントや対応のコツを伝えています。

Q. 仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか?

 

普段は業務用食品を扱うことが多いのですが、ときに自分が担当した市販商品をスーパーなどで見かけ、実際に手に取った瞬間は、やはり嬉しくなります。工場の監査から始まり、原材料情報の確認や表示作成、関係者とのやり取りなど、製品化までには多くの工程や苦労が伴います。時としてトラブルで立ち止まることもありますが、それらを一つひとつ乗り越えて、商品が市場に並ぶ姿を見たときは、「やってきてよかった」と心から思えます。

Q. これまで担当した仕事で、印象に残っている出来事は何ですか?

 

初めて一人で実施した新規委託工場の監査業務が、今でも特に印象に残っています。もともと私は人前で話すことや交渉ごとが得意ではなく、不安も大きかったのですが、しっかりと準備を重ねて当日に臨みました。うまくいかなかった部分もありましたが、それでも最後までやり切った経験を通じて、自分の課題と向き合い、乗り越える力がついたと感じています。今では工場の担当者とも落ち着いてやりとりしながら、必要な改善提案やリスクの指摘ができるようになり、品質保証として自信を持って業務に取り組めるようになりました。

Q. 今後、挑戦したいことを教えてください。

 

「品質の安定」と「組織力の強化」に地道に取り組んでいきたいと考えています。私たちが扱っているのはお客様の口に入る食品であり、安全・安心が何よりも優先されます。品質異常を未然に防ぐためには、法令や基準の理解に加え、チーム全体での継続的な確認や改善の習慣が不可欠です。自ら学び続けるとともに、組織力の底上げに貢献できるよう、業務の標準化や仕組みづくりを進めていきたいと考えています。組織全体で品質を担保できる体制を整えることが、結果として新しい挑戦を支える力にもなると考えています。